当館では、写真家大辻清司(1923–2001)が残したプリント、撮影フィルム、作品掲載誌や蔵書などから「大辻清司フォトアーカイブ」を構成し、15年にわたって研究を重ねてきました。本展では、研究の軌跡、とりわけ撮影フィルムの内容の精査によって得られた視座を軸に、大辻清司の真髄に接近します。作品として制作されたオリジナルプリントとともに、フィルムに残されたまま未発表だった作品を多数展示する本企画は、アート・アーカイブ活用の在り方、その先に何を見出すことができるのかを模索するひとつの試みでもあります。
展覧会概要
会期 | 2023年9月4日(月)-10月1日(日)
時間 | 11:00 – 19:00(土・日曜日、祝日は10:00 – 17:00)
休館日 | 水曜日
入館料 | 無料
会場 | 展示室3・4・5
主催 | 武蔵野美術大学 美術館・図書館
協力 | 株式会社DNPメディア・アート、九州産業大学
監修 | 大日方欣一(九州産業大学芸術学部教授、九州産業大学美術館館長)
助成 | 公益財団法人 花王芸術・科学財団、公益財団法人 三菱UFJ信託地域文化財団